やよいの感謝デー

315 名前: ('A`) [sage] 投稿日: 2010/12/13(月) 21:38:25 0
分かった。じゃあ誤字直して投下する。
「やよいの感謝デー」というタイトルでリョナ板に書いたやつだけど。
やよいを汚されたくない人、時間を無駄にしたくない人は数レス分スクロールして欲しい。


俺が新人アイドルの”高槻やよい”のプロデュースを始めてはや数ヶ月。
活動も軌道に乗り、今やAランクアイドルの一人と言われるようになっていた。

ある時、俺の机の傍に、ドラマの台本を読んでいるはずのやよいが立っていた。

「プロデューサー、なにか手伝えること、ないですか?」

やよいの好意を無碍にするのも悪いと思い、簡単な雑用をいくつか頼んだが、
やよいはどうも物足りなそうにしている。どうしたのか聞くと、今日は
”プロデューサー感謝デー”で、いつものプロデュースのお礼に、やよいが
俺に何かしたいという事らしい。俺としては、やよいが頑張ってくれてるお陰で、
事務所も大きくなったし、俺の懐も潤ったし、逆に俺の方が感謝したいくらいなのだが……。

「プロデューサー、私、なんでもやりますよ!」
両手でガッツポーズをしながら、闘志いっぱいのやよい。
実は、俺がやよいにしてほしい事は、あるにはあるのだが……。
事によっては、それをしたら俺のプロデューサー人生は終わってしまうかもしれない!

「やよい。本当に何でも頼んでいいんだな?後で泣いても、しらないぞ?」
取りあえず、軽く脅しをかけてみる。
「はい!!」
即答かよ。しかも満面の笑みで。……これは俺も腹を括るしかないな。
「よし!じゃあ今日の仕事が終わったら、レッスン場に行こう。
運動着は持ってるな?俺も今日はなるべく早く仕事を片付けるよ」
「はい!えへへ、なに頼まれるんだろ~。ちょっと楽しみかも。じゃ、プロデューサー。
私、向こうで台本読んでますから、お仕事終わったら声掛けてくださいね」
「ああ」
スキップしながら去るやよいの後姿を見て、俺は大きくため息をついた。
賽は投げられた。俺は自分の心臓が、期待と不安に大きく脈打つのを感じていた。

316 名前: ('A`) [sage] 投稿日: 2010/12/13(月) 21:40:11 0
数時間後、俺達はあるレッスン場に来ていた。
あれから貸し切りにするよう手配したので、俺達の他には誰もいない。

「それで、プロデューサー。私に”してほしいこと”って、なんですか?」
やよいは、上目使いで俺の顔を覗き込むようにして、問いかけてきた。
いつも一緒に居るというのに、それだけで(体の一部が)キュンとしそうになる。
……うむ!!ヴィジュアルレッスンの成果は着実に出ているようだ!

「ああ。実は、やよいには……」
くっ、いざとなると、やはり緊張するな……。
「プロレス技の実験台になってもらいたいんだ。どうだ、出来るか?」
ありったけの勇気を振り絞って、俺は言った。
緊張の余り、最後の方は上ずった、聞き取れないほどの早口になってしまった。

「は、はい?ぷろ…れす?…わざ…ですか……?」
やよいは驚いた顔をしている。まあ、それはそうだろう。
しかし、驚きの表情に陰りが差し、ついには俯いてしまった。
目には涙が溜まっているようだ。泣かないように、唇を噛み締めている。
そうだよな。パートナーが実は変態でしたじゃ、泣きたくもなるよな……。

「うぅ……。プロデューサー、私の事、嫌いになったんですか……?」
「え?」
「いつも迷惑ばかりかけてるから、懲らしめてやるって、そういう意味じゃ……」
「いや!違う、違うぞ、やよい!そういう意味で言ったんじゃないんだ!」
予想もしなかった反応に、俺は焦ってしまった。

「え、えーとだな……。俺は特殊な体質(性癖と言いたいが、中学生には早いよな…)で、
女の子がプロレス技を掛けられてるのを見ると”うっうー”ってなるんだ。
鞭で叩かれて喜ぶ人っているだろ?ちょうどその逆みたいな感じだな」
人の口癖まで勝手に使って、キモい説明をしてしまった……。
「う~ん……よく、分かりません……」
「ほら、伊織のファンには、罵られて喜ぶ人もいるだろ?ああいう感じだよ。
俺はプロレス技で、”痛いけど頑張って我慢してる女の子”が好きなんだ」
「あ!それなら分かります!良かった~。私、てっきり嫌われちゃったかと……」
「ははは、俺がやよいを嫌いになる訳ないだろ」

「……もしかしてプロデューサーって、”へんたい”なんですか?」
「ぐっ……!ああ、確かに俺は変態だよ……。どうだやよい、軽蔑したか?
なんだったら、今からでも他のプロデューサーに代わってもらっても……」
「嫌です!私、プロデューサーの事、ぜったいに軽蔑したりなんてしません!
そんな悲しいこと、言わないでください……」
「ごめんごめん。意地悪な言い方、しちゃったかな」
「私、プロデューサーが”へんたい”でも、どこまでも付いていきますから!」
両腕を勢いよく振り下ろし、熱意をアピールするやよい。
「(俺はやよいに変態に目覚めてほしくはないんだが……)ま、ほどほどにな」

317 名前: ('A`) [sage] 投稿日: 2010/12/13(月) 21:41:30 0
「で、どうだ?嫌だったら、やめてもいいんだぞ?」
「いえ!やらせてください!私、こう見えても我慢強いんです!
痛いのはちょっと嫌ですけど……プロデューサーが喜んでくれるなら、頑張ろうかなって」
「そうか……。ありがとう、やよい。今日は最高の一日になるかもしれないな!」
「えへへ。頑張って盛り上げていきましょう!」

「よし。じゃあまず、オーソドックスにハンマーロックから始めるか。
耐えられなくなったら、ちゃんと言うんだぞ?」
「はい!!」
俺はやよいの背後に立つと、右手で彼女の肩を、左手で彼女の左手首を掴んだ。
やよいの左手首から、体温がじわりと伝わってきて、温かい。俺は、その温もりに、
プロデューサーという、彼女の人生を左右する立場の重さを、改めて感じていた。

まあ、それはそれとして……。
俺はやよいの左腕を背中に回すと、ゆっくりと捻じり上げた。
ある程度捻じると、やよいの口からふっと息が漏れた。極まった腕に痛が走ったのだろう。
「どうだ、やよい?まだ、大丈夫そうか?」
「は、はい……まだ、行けます……」

俺が更に腕を捻ると、突然やよいの体がビクッと跳ねた。
本格的に痛くなってきたのか、ああ、あ…と断続的に口から呻き声を漏らしている。
目をぎゅっと閉じ、爪先立ちの姿勢で、既にかなり辛そうである。
しかし、腕を極められたまま爪先立ちになると、体を反らす事になる訳で……。

俺は、やよいの上半身が描く見事なアーチに、魅入られたようになっていた。
まだ13歳という事もあって、発展途上の体型といえるが、体のラインの美しさはどんな
グラビアアイドルにも負けないと思う。というのは、担当アイドルへの贔屓目だろうか。
「やよい。辛そうだが、大丈夫か?」
「…………は……い……。はぁ、はぁ…だい、じょぶ、です……」
息も荒いし、余り無理はして欲しくないのだが……。

「やよい」
「……は……い……?なんです…プロデューサー?」
「今のやよいの表情、凄く可愛いよ」
「えっ!?きゃあああ!!痛い、痛いですプロデューサー!!」
「あっ、ごめん!!」
俺は慌てて技を解いた。

318 名前: ('A`) [sage] 投稿日: 2010/12/13(月) 21:43:04 0
「うぅ…緊張が解けたら、急に痛くなって……。プロデューサー、今のは反則かも……」
「いや、悪かった。でも本当の事だから、仕方ないよ。いつも皆に元気を振りまいてる
やよいも可愛いけど、今みたいな表情も見れて、俺は凄く幸せだよ」
「えへへ……。ヘンなのー」
やよいは、指を組んで、プイッと後ろを向いてしまった。どうやら、照れているらしい。
そろそろアイドルとして地位を確立しつつあるのに、こういう初々しい所はデビューの
前から変わらないな。そんな所が、ファンを引きつける魅力でもあるのだろう。

「きゃっ!?何するんです、プロデューサー」
俺は後ろを向いたやよいの頭を、わしゃわしゃと撫でていた。
「いや、撫でたかったから、つい……」
「もー。……プロデューサー。”ぷろれすわざ”は、これでおしまい、ですか?」
「いや、やよいが大丈夫だったら、続けたいが……」
「はい!よろしくお願いします!」

「よし、次はSTFをやってみよう!やよい、そこにうつ伏せになってくれ」
「はい!……こう、ですか?」
「そうそう。そんな感じでいいよ」
俺はやよいの右足を掴むと、彼女の腿と脚の間に自分の足を入れた。
そのまま俺もうつ伏せになり、やよいの体に覆い被さる。
脚が極まったのか、やよいの体に緊張が走ったのが、肌を通して伝わってきた。

体を密着させているせいで、やよいの小さな体の鼓動が、俺にも伝わってくる。
この小さな鼓動こそが、ステージでの大きなパワーの源なんだな……。
俺はそのリズムに、不思議な安堵感を覚えていた。
よし、やよい抱き枕を製作する事にしよう!明日には企画書を書かなくてはな。
もちろん、やよい本人が嫌がらなければの話だが。

俺はやよいの首に腕を回すと、そのまま締め上げた。
「……う……うぷ……うえぇ……」
おっ!どうやら、えづきのツボに入ったようだな!
と思ったら、やよいがタップしている。仕方ないので、一旦首の戒めを解いてやる。
「どうした、やよい?もうギブアップか?」
「けほっ、けほっ……。そうじゃないですけど……。
プロデューサー、私、ヘンな声、出しちゃいました……」
「俺はやよいの”ヘンな声”も大好きだぞ。ティン!と来た!」
「ううー……。でも、ちょっと恥ずかしいかも……」
あれ?そこは『プロデューサー、社長の真似、上手です~』じゃないのか……。
それだけ恥ずかしかったんだろうな。俺の物真似のクオリティが低かった訳ではないよな…?

319 名前: ('A`) [sage] 投稿日: 2010/12/13(月) 21:45:32 0
俺は改めてやよいの首に腕を回し、締め上げ始めた。
今度は”ヘンな声”を出さないためなのか、口を真一文字に結んでいる。
やよいのこういう慎み深さは、凄く愛らしい。自然と腕に力を込めてしまう。
やよいが嗚咽を堪えるたび、細い喉がぐっと上下し、俺の腕をくすぐる。
俺は、その動きに、何か淫靡なものを感じていた。

俺は暫くの間、技を掛け続けていたが……。どうもおかしい。
嗚咽を我慢しているとはいえ、少し静か過ぎる。俺は心配になって声を掛けた。
「……やよい?大丈夫か?」
返事がない。慌てて見ると、俺の腕にくたっとしなだれかかるように、気を失っていた。
「おい!やよい!起きろ!」
俺は技を解き、やよいの肩をがくがくと揺さぶった。

「……あれ、プロデューサー……。おはようございます……」
「良かった……目を覚ましたか。やよい、辛かったら言えって言ったじゃないか」
「ごめんなさい……あの、もしかして心配してくれました?」
「当たり前だ!今ので、寿命が10年は縮まったぞ」
「でも、プロデューサーの体、あったかくて……。なんだか安心しちゃって」
やよいも、俺と似たような事を考えていたのか……。俺は少し気恥ずかしくなった。

「ああ。俺も、やよいを近くに感じられた気がするよ。妹が出来たみたいだった」
「わーい!私、ずっとお兄ちゃんが欲しいと思ってたから、凄く嬉しいです!」
小学生の時って、兄は弟や妹をプロレス技の実験台にするもんだよな。
……あれっ?俺って、もしかして小学生並み……?
「?……どうしたんです、プロデューサー?」
「い、いや、なんでもない……。それよりやよい、もう終わりにするか?」
「いえ、私決めたんです。今日は、プロデューサーが満足するまで付き合うって」
「そうか。やよいは優しいな。でも、やよいの体も心配だし、あと一つにしよう」
「はい!うっうー、なんだか燃えてきました!」
やよいは、俺を喜ばせるために、体を張ってくれている。
果たして、芸能界広しといえども、俺より幸せなプロデューサーがいるのだろうか。

320 名前: ('A`) [sage] 投稿日: 2010/12/13(月) 21:47:11 0
「よし、最後はロメロスペシャルをしよう!ではうつ伏せになってくれ!」
「はい!」
「少しでもヤバいと思ったら、すぐに”ギブアップ”って言うんだぞ」
俺はまず、やよいの右腿の裏に足を乗せると、そのまま体重を掛けた。
俺の足の裏に、柔らかい肉の感触に続いて、骨の硬さが伝わってくる。
「キャッ!」
鋭い悲鳴。
流石に、やよいの細い脚では、成人男性の全体重を支えるのは無理があるのだろう。
俺は、慌ててやよいの腿から足をどけた。

「す、すまん……」
「大丈夫です!私、まだ”ぎぶあっぷ”してません!」
その割には、目に涙が浮かんでいるような気がするんだが……。
しかし、ここで止めれば、せっかくのやよいのやる気を殺いでしまう。
何より、俺がやよいの耐える姿を見たい。俺は止める気にはなれなかった。

俺はさっきと同じようにやよいの右腿に足を乗せると、左腿にも乗った。
これで、俺がやよいの両の腿に立って乗っている状態になった。
そのまま、やよいの足を俺の脚に引っ掛け、ロックする準備の姿勢に入る。
「ううう……うう……」
やよいは歯を食いしばって、呻き声を上げている。この時点でかなり辛そうだ。
「やよい。ギブアップ、した方がいいんじゃないか?」
歯を食いしばったまま、黙って首を振るやよい。喋る余裕はないようだ。

俺はやよいの両腿に乗ったまま、右手で彼女の右手首、左手で左手首をそれぞれ掴んだ。
「いくぞ、やよい」
その姿勢を保ちつつ、反動をつけて、背中から倒れ込む。
これで、俺が地面に仰向けになり、やよいが強制的にブリッジさせられるような形になる。
「キャアアアアアアア!!」
型に入った途端、やよいがレッスン場に響き渡るほどの悲鳴を上げた。
まあ、無理もないだろう。
体格差があるせいで、やよいの体は折れそうなくらい、反り返っている。
「キャアアア!!アアアア!!アアアアアア!」
断続的に絶叫しつつ、苦痛から逃れようとするように、首を振るやよい。
流石にこれは危険だろうか。

321 名前: ('A`) [sage] 投稿日: 2010/12/13(月) 21:48:46 0
「やよい!そろそろ、ギブアッ……」
言い終わらないうちに、やよいが、今度ははっきりと拒絶の意志を込め、首を振った。
暫く悲鳴を上げ続けていたやよいだが、少し慣れてきたのか、大きな声は出さなくなった。
「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ……」
それでも、痛みは治まらないのだろう。荒く、息をついていた。

俺はやよいに更なる苦痛を与えるため、彼女の両肩を捩るように、捻りを加えた。
「あああああああ!!」
再び、大絶叫。ギュッと握られた掌に、爪が食い込んでいる。
「やよ……」
「嫌です!プロデューサーが満足するまで、ぜったい諦めません!」
その後も、体を揺さぶる、脚の角度を開くなど、責め方を変えてみたが、
やよいが音を上げる事はなかった。俺はそっと、やよいに掛けていた技を解いた。

「やよい、平気か?」
「はい。でも……うぅ、全身がバラバラになりそうだったかも~」
体の節々を摩りながら、やよいが答える。その頬に、はっきりと涙の跡が残っていた。
俺はハンカチを取り出すと、やよいの涙の跡をそっと拭った。
「あっ……。えへへ、ありがとうございます、プロデューサー」

「ごめんな、やよい」
「いえ!今日は私が言い出したことだから、全然平気ですっ!
……それより、満足してくれましたか、プロデューサー?」
「当たり前だろ。やよいが俺のために体を張ってくれて、俺は凄く嬉しかったよ。
俺くらい、担当アイドルに恵まれたプロデューサーは、他にいないと思うぞ?」
「そんな……私なんて……」
両頬に手を当て、そっと視線を反らすやよい。

「でも、痛かっただろ?」
「はい、すっごく痛かったです!でも、ちょっと嬉しかったかも」
「え?どうして?」
「プロデューサー、私の痛がってる顔も、”可愛い”って言ってくれて……。
私、アイドルって、いつも笑顔でいなきゃって、思ってたんです。
でも、プロデューサーにだったら、辛い顔とか、苦しい顔も、見せてもいいのかなって」
「ああ、当たり前だろ。それが俺の仕事でもあるし、なにより……
俺はどんな表情のやよいでも可愛いと思うし、好きだからな」
「はい!うっうー、明日から、もっともーっと、お仕事頑張れそうな気がします!」
「ああ!二人で、アイドル界の頂点、目指していこうな!」

「……でもプロデューサー、いろんな技、知ってるんですね。
私にも、ちょっと教えて欲しいかも」
「どうしてだ?」
「弟たちへのお仕置きに使えるかなーって」
「ま、まあ、ほどほどにな……。ちゃんと、加減出来るようになってからやるんだぞ?」
どうやら、中学生でも兄弟にプロレス技を掛けたがるものらしい。
俺は少なくとも中学生レベルではあるってことだろうか?少し安心した。

「でも、今日は俺ばっかり楽しんでしまったな。やよいにも痛い思いをさせてしまったし。
次は、二人とも楽しくなれるような事をしような」
「はい!私、いっぱいアイデアを考えておきます!プロデューサーも、考えて下さいね」
「ああ、任せろ!プロデュース業で培った俺の企画力を、今こそ見せる時だな!」


以上です。お目汚し失礼しました。


  • 最終更新:2010-12-31 22:19:03

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