響いじめ その2

326 名前: 響いじめの続き [sage] 投稿日: 2011/11/12(土) 20:08:47.64 0
※再びP視点
小鳥「ずるいですっ!!プロデューサーさんはずるいです!!」
P「そんなこと言ってもなぁ。あ、店員さんユッケとレバ刺し追加で」
今日のダンスレッスンの話を酒の肴に、小鳥さん一杯よろしくやっていた。
小鳥「私だって響ちゃんが虐められている所を直接みたい。虐めに参加したい。事務所でお留守番はもう嫌なんですっ。あ、生追加で!!」
P「いや、事務所で事務するのが小鳥さんの仕事でしょ……」
酔っぱらうとますます面倒な人である。
かと言って大人同士で他にこんな話をできる人はいないし、一緒に飲みに行く仲間も小鳥さんしかいなかった。
店員「お待たせいたしましたー。レバ刺しとユッケになります」
小鳥「やっぱり、女の子の生理について語る時はレバーが必要よね♪」
P「じゃあ響にお漏らしさせた話の後はココイチでカレーですか?」
うんこの話をしながらカレーを食うなんてこの人なら平気でしそうである。
「ピヨ?キタキタキタキタキター」
またどうしよもないことを思いついたな。
小鳥「小鳥、素晴らしい華麗なアイディアを思いついちゃったわ」
P「で、具体的には?」
小鳥さんの詳しい話を聞く。
「うむ。これなら7日後にどうでしょう?で僕は……小鳥さんは……」
小鳥さんのアイディアに俺のアイディアを付け加える。
「孤独響ちゃんのウンチの世話は私に任せて」
「生中お持ちしましたー」
ウンチと叫んだところで生中が届いた。
飲食店でウンチだの生理だとまったくDQNな客である。
さて、7日後の夜にはおいしいカレーがココイチで食えそうだ。

327 名前: 響いじめの続き [sage] 投稿日: 2011/11/12(土) 20:13:12.69 0
    • 7日後--

春香「おはようございます、プロデューサーさん。なんだか動物園みたいな匂いがしますね」
やよい「おはようございます。プロデューサー。誰とは言いませんけど、毎日お風呂は入った方がいいと思いますー」
響「おはよう……ございます……」
いつも通りの朝だ。やよいの発言についてはあえて触れないでおく。
P「みんなおはよう。あ、響の悪臭を消すための消臭剤は領収書をだせばちゃんと経費で落ちるからな。響の体臭のせいで仕事にならなくなったら困る」
響「……」
反応すれば余計虐められるとわかってきたみたいだな。
しかしその小さな体で涙を浮かべながら悔しそうな顔を必至で隠そうする反応だけで、俺は満足メーン。
P「さて今日は俺の車で仕事場まで移動するぞー」
春香「えぇっ!!あの車だったら狭くて響ちゃんと密着しちゃうから臭いがうつっちゃうじゃないですか」
やよい「うぅー。響さんの匂いで車酔いしちゃうかもー」
P「仕方がない、事務所の車でいくか」
響「じ、自分はそこまで臭くな、いたたたた」
響がしゃべりだすと、春香が思いっきり響のポニーテールを引っ張った。響の姿勢がエビ反りのように反り返る。
春香「口から臭いが漏れるからしゃべらないで欲しいなー」
中学生時代に見た虐めを思い出した。
響「ご、ごめんなさい、自分が悪かった……です」
ようやく春香が髪を引っ張るのをやめた。

328 名前: 響いじめの続き [sage] 投稿日: 2011/11/12(土) 20:16:09.60 0
小鳥「みんな、おはよう~」
そこへ小鳥さんがやってくる。
小鳥「今日は確か、車で仕事場まで行くんでしたよね」
P「えぇ。車のカギ、貸してもらえますか?」
小鳥「ごめんなさい。ワゴン車は律子さんが使ってまして。今事務所の車はないんです」
P「そうなんですか。仕方がないから、俺の自家用車で行くしかないのか」
小鳥「すいません、プロデューサーさん。あ、お詫びに車酔いに効く飴あげますから。ほら、みんなも」
小鳥さんはハンドバックをゴソゴソと漁り、飴が4つ並んだ手のひらを春香達の方へと差し出す。
響「あ、ありがとう。ピヨ子」
響は小鳥さんが裏で一緒に虐めのビデオを見て喜んでいる事はもちろん知らない。
春香「わぁ。ありがとうございます」
やよい「うっうー。ありがとうございまーす」
そのためこの飴に下剤が仕組まれているなんて想像もしないんだろうな。
P「わざわざすいません」
俺と小鳥さんはにやけを隠すのに必死だった。響がその飴を口にいれた瞬間から。
もちろんこの飴を舐めているのは響だけである。

329 名前: 響いじめの続き [sage] 投稿日: 2011/11/12(土) 20:18:31.62 0
俺たちは事務所の階段を下り、駐車場へと向かう。
助手席に響、後部座席に春香とやよいをのせ、車のエンジンをかける。
事務所の窓から手を振る小鳥さんに見送られて、そのまま高速の入り口へと向かう。
正直ここで〇●道とか高速の入り口の名前を具体的にだして描写したかったのが、作者が東京の地理に詳しくないため勘弁して欲しい。
P「フルスロットル♪飛ばしてみましょ♪って思ったらスピード制限!?」
高速に入り、響が暗く沈み、春香とやよいが楽しそうに後部座席で談笑している最中、前の車のハザードランプが点灯した。
春香「もしかして、渋滞ですか?」
P「ああ、そうみたいだな」
俺もハザードランプのスイッチを押した。
やよい「お仕事、間に合うでしょうか?」
やよいも心配そうに前のめりになって前の方をみる。
P「時間には余裕ある。なんとかなるさ」
時間は余裕がある。余裕がないのは響の方だ。
響「うっ……」
響がお腹を押さえ始めた。車が走り出して30分。ようやく効き目が出てきた。
響「あ、あとどれくらいで着くさー?」
俺はこっそり車内を撮っているカメラのスイッチを押した。決定的瞬間まで録画しておかないと、後で小鳥さんに何を言われるかわかったもんじゃない。

330 名前: 響いじめの続き [sage] 投稿日: 2011/11/12(土) 20:20:14.44 0
響「はぁ……はぁ……」
太ももをスリスリさせ、呼吸が荒い。ここまで露骨にうんこを我慢してるって態度がかつてあっただろうか。
響の症状の加速っぷりが凄いが、車の進むスピードはほぼゼロだった。
響「プ、プロデューサー、自分、ト、トイレに行きたいさー」
ようやくその言葉を発した。女の子だからトイレに行きたいと言えなかったわけではなく、トイレに行きたいなんていったら逆にそれをネタに虐められると思っていたのだろう。
P「うーん。次の休憩所まで5kmか。もうちょい我慢してくれ」
響「え?ああ、うん」
どうやら何事もなくトイレに行かしてもらえそうな事が意外だったらしい。
P「こんな密室で漏らされたらこっちまで被害をこうむるからな。絶対に漏らす前にトイレに連れってやる」
響「え?ありがとう」
脂汗を垂らしながら感謝する響がなんだかすごく可愛くみえた。
響「自分、絶対に漏らしたりしないさー」
普段よりちょっと優しくしてやるだけで、こんなに明るくなるとは。こいつの脳みそは本当にペット達と同レベルなのかもしれない。
P「おい、春香。響のお腹を揉もうとするな」
春香が手を出そうとしたところで、キツイ一言で止めた。
春香「ご、ごめんなさい……」
P「やよい、春香。俺たちは三人で一緒のユニットなんだ。もう虐めなんてやめないか」
響「プ、プロデューサー……うううう」
P「なんだ、響、泣いてるのか」

331 名前: 響いじめの続き [sage] 投稿日: 2011/11/12(土) 20:24:14.07 0
響「ち、ちがっ。これはお腹が痛いからでっ」
P「今までごめんな、響。本当は俺がこんなこと止めるべきだった。お前の事が可愛いからついつい虐めてしまった」
響「そんなっ。いいよ。今は運転に集中して」
うんこを我慢する響に俺は必至に謝った。もちろんこんなことをしたところで俺のしたことが許されるわけもない。
P「春香とやよいも謝れ」
春香「ごめんなさい」
やよい「ごめんなさいです」
ギュルルルルルルルル。
響「な」
シリアスな雰囲気の中、響のお腹の音が響く。
響「うあああああああああああああ、も、漏れちゃう……」
P「頑張れ響!!あと少しだ!!」
やよい「プロデューサー、前!!」
タイミングをみはからったかのように、車が流れ出した。
春香「やったね。響ちゃん。これなら……」
P「シートベルトしっかりしておけ」
徐々に時速を上げていく。響には希望の光が見えていただろう。
響「あ、ハザードランプが……」
順調に流れ出したと思われたが、再び車の流れが悪くなる。快適に走れたのは、数分だった。
しかし、俺はそれでもスピードを緩めない。前の車が再び渋滞で停止しても。
響「ちょっ」
俺はギリギリの所でブレーキを思いっきり踏んだ。
わかりやすく言えばわざと急ブレーキをした。
やるとわかっている本人への身体への負担も大きいが、不意打ちでやられた方の負担ははかり切れない。
はるか&やよい「きゃああああああああああああああああああああああ」
分かっていることは、うんこを我慢しているヤツの我慢を解くくらいの衝撃とGは十分だろう。

332 名前: 響いじめの続き [sage] 投稿日: 2011/11/12(土) 20:28:52.00 0
響「う」
響は短くそう言葉を発した。人間ここまで状態異常が表情にでるとやばいな。
正直、前の車にぶつかったり、後ろの車にぶつけられたり心配だったが。
ブリリリリリリリリリッリッリ。
密閉した車内に汚い音が響いた。人間が発する音では絶対に人に聞かれたくない音だろう。
響「あ、あああ」
もらした。ゲリゲリうんちを。ビチグソを。俺の隣で。トイレじゃない、俺の車の中で。
トイレで排泄できないのは動物だけだ、と言いたいところだが、最近のペットはしつけさえすればトイレでする。
つまり、響はそれ以下の行動をしてしまったわけだ。
響「ご、ごめ」
春香「あ、あはあああああああああああああああああああああああああああああああああはああ!!!」
春香が突然狂ったように笑い出す。
春香「プロデューサーさん演技下手すぎですよ、下手すぎっ、もう、おかしー」
響「え?」
やよい「もしかして響さん、プロデューサーが本気で今までの事反省したと思ったんですかぁー?」
P「お前らネタ晴らしするのがはえーよ」
響「そ、そんな……!?」
涙を目にいっぱい貯めながら俺の方へと近づいてくる。
P「うんこ臭いやつがちかよるんじゃねーよっ!!」
ハンドルさえ握っていなかったらパンチしてやるところだ。
春香「降りてよ。うんこ臭いから降りてよ」
やよい「これからお仕事なのに、うんこの臭いがうつったら困りますー」
P「俺の新車をうんこで汚しやがって……」
女の子の小さなパンツと響がいつも履いているショートパンツではあの下痢をすべて受け止められるはずもなく。シートに少し零れていた。
やよい「高速だから窓も開けれませんー。いつ降りれるかもわかりませんー」
春香「責任とってよね」
春香は一度車を降りた。今は渋滞で車が止まっているとはいえ、かなり危険なのでマネしないでください。
そして響が座っている助手席のドアを開けて、響を無理やり引きずり下した。
響「ちょっ……」
うんこまみれのパンツで尻もちをつく響。
春香は再び車に乗り込み、窓をあけて
春香「バイバイ、響ちゃん」
笑顔でそう言った。
響「まって、まってよー。こんな所に置いてかないでよっー」
響の叫びは、誰の心にも響かない。
そして再び、車が動き出す。響の姿が小さくなっていく。そしてサイドミラーから消滅する。
パンツにうんこを抱えた少女は、どうやってこの高速道路を脱出するのだろうか。



  • 最終更新:2011-12-04 11:15:43

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