頭を使え、雪歩と亜美真美で歌詞解釈!

177 名前: 頭を使え、雪歩と亜美真美で歌詞解釈! [sage] 投稿日: 2011/05/04(水) 00:11:29.03 0
今日、ダンスレッスンを行う場所は市営運動施設の一部屋。跳び箱やマットなど学校で使われる用具が数点並んでいるので
踊る場所の確保のためそれらを脇にしまわないといけないのが難点だが、大きな鏡があってダンスレッスンをするのには最適な場所だった。
「こっいっとっは、なにかな、かんがえてみようー」
歌詞を覚えるためか、小声で新曲を口ずさみながら入ってきたのは雪歩だ。
「ゆきぴょん、おっはよー」
「おはよう亜美ちゃん、真美ちゃん」
数分前に来て着替えていた亜美真美が、左右から元気よく雪歩に抱きついた。

178 名前: 頭を使え、雪歩と亜美真美で歌詞解釈! [sage] 投稿日: 2011/05/04(水) 00:14:37.44 0
「もう新曲覚えたの?」
「う、うん。昨日楽譜をもらったし……。でも、まだ歌詞覚えきってないし、意味も全然わからない、かな」
抱きつかれた雪歩はぐらぐらと揺れながら答える。そういえば顔色がよくない。
「ふーん、ねえ亜美。ゆきぴょんはまだ歌詞の意味がわからないんだって」
「んっふっふー。それは良くないねぇ、真美。これは亜美たちが教えてあげるしかないんじゃないかな!」
「え、本当? ちょっと嬉しいかも……」
いたずらな表情の双子にちっとも危機感を抱いていない雪歩。
首筋を掴まれているのに、自分が何をされるのかちっとも考えていないようだ。
真美は雪歩を掴んだまま走り出して、マットに倒れこんだ。
「いっくよーん、フェイスクラッシャー!」
「~!」

179 名前: 頭を使え、雪歩と亜美真美で歌詞解釈! [sage] 投稿日: 2011/05/04(水) 00:18:30.25 0
いきなり顔面をマットに叩きつけられた雪歩は、声も出せずにワンピースから伸びた足をじたばたさせている。
「いけいけー」
亜美は雪歩の上にもう一枚マットを乗せ、バンザイしながら飛び乗った。
「愛 like ハンバーガー! やったー!」
すぐに真美も続く。
「ゆきぴょん大好き!」
「んっぐ。~~!!」
マットの上で何度も飛び跳ねる亜美真美に、挟まれている雪歩は必至にもがき、なんとか顔を出した。
「ひ、ひどいよう」
「ゆきぴょん鼻血出てる!」
「ほんとーだ! まるでトマトケチャップ!!」

180 名前: 頭を使え、雪歩と亜美真美で歌詞解釈! [sage] 投稿日: 2011/05/04(水) 00:21:06.64 0
ゲラゲラと笑い続ける二人に、泣きそうな雪歩。
切なそうな表情を見せられ更にいじめたくなったのか、マットから飛び降りた亜美が雪歩の両足を掴んで引っ張り出した。
「よーし、ゆきぴょんバーガーに、マスタードをつけちゃうぞー!」
「えっ、えっ」
そのままスカートの中に足を蹴りこむ。
ワンピースから伸びた白い脚がビクンと跳ねた。
「いっ、やああああぁ!!!」
感電したかのように叫びだし、体をめちゃくちゃに捻る雪歩に双子は大喜び。
「ぶっひゃひゃひゃ! ゆきぴょん絶叫してるよ!」
「良いではないか、良いではないか~」
「あ、あああ……」

181 名前: 頭を使え、雪歩と亜美真美で歌詞解釈! [sage] 投稿日: 2011/05/04(水) 00:24:22.92 0
マット越しに雪歩に跨り大笑いの真美と電気アンマし続ける亜美は、しかし雪歩の様子が変わってきたことにだんだんと気が付き、押し黙ってしまった。
「あ…あ……」
「ま、真美。なんだか亜美の足に赤いのが付いてるんだけど……」
「うん。……ゆきぴょんのパンツにも、付いてるね。赤いの」
「っていうか、染みてるよね、これ」
「ゆっ、ゆきぴょん! 大丈夫?」


182 名前: 頭を使え、雪歩と亜美真美で歌詞解釈! [sage] 投稿日: 2011/05/04(水) 00:26:47.47 0
「ごめんね、ゆきぴょん」
こうして助けられた雪歩は、トイレでヨガウェアに着替えた後、もじもじしながら二人の謝罪を聞く羽目になったのだった。
「もういいよ。二人に悪気が無いのはわかってるから」
「でもゆきぴょんが体調不良なのに、真美たちからかっちゃって……」
「ほんとだよ。これじゃ亜美たちただのセクハラプロデューサーと同じだよ」
「ち、違うよ! その、体調不良じゃないし」
亜美真美が想像以上に気を落とした様子だったからか、雪歩はとんでもないことを言い出した。
「このぱんつはね、そのぅ。……そう、昨日のなんだよ。だから今日は違うの」
「え」
「昨日はつい替え忘れちゃって。だから、亜美ちゃんも真美ちゃんも、そう気を落とさないで」
「えーっと」

183 名前: 頭を使え、雪歩と亜美真美で歌詞解釈! [sage] 投稿日: 2011/05/04(水) 00:29:01.32 0
言葉を失ってきょろきょろとあたりを見回す真美に対し、亜美は切り替えが早かった。
「なんだ、そうだったのか~。ゆきぴょんは昨日のうちに、
じんわりこんがりパンツをきちんとケチャップで塗ってたんだね!」
「そ、そう……だね」
「歌詞解釈、カンペキじゃん! 亜美たちの手を貸すまでも無かったね、真美」
「うんうん、よかったよかった」
「ううう……。なんだかあんまり信じて欲しくなかったかも……」
「じゃ、そろそろはじめよっか」
「な、何を?」
「何って、ストレッチだよ~。もうすぐりっちゃんが来るんだから、それまでに準備しとこうよ」
「わ、私。でも今日は……」
体調不良で……。という言葉を飲み込み、ため息で返す雪歩だった。
その日の練習はバットレッスンで、内股気味の雪歩は居残りで練習したが、結局最後まで下着の替えを要求することは無かったという。
おしまい

  • 最終更新:2011-11-06 20:47:12

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